アクアポニックスの初期費用

アクアポニックスを始めたい人にまず立ちはだかる壁が初期費用とランニングコストです。アクアポニックスは魚の養殖と水耕栽培を組み合わせた技術ですので、初期投資はそれぞれ単体で行うよりも高くなりがち。今回はアクアポニックスを始めようと思っている初心者の方に向けて初期費用について解説します。

目次

アクアポニックスの初期費用

家庭用のキットの場合

予算1万円

1万円未満で手軽にアクアポニックスを始めたい人にはコトブキ工芸のレグラスポニックスシリーズがオススメです。メディアベッド方式を採用したキューブ状のデザインで、観葉植物を育てるにはぴったりです。栽培槽が取り出しやすい構造になっておりメンテナンス性が良くなっています。メディアベッドの場合、魚の排泄物が栽培槽にたまるためメンテナンス性が悪いと景観が悪くなりやすいです。

レグラスポニックスは3サイズありますので飼育したい魚や育てたい植物の量から選ぶとよいでしょう。ただし、一番大きいモデルでも水槽の容量は21Lほどしかないため、中型以上の魚を飼育するのは難しく、野菜をたくさん育てたいという方には向きません。

レグラスポニックスはメディア(培地)とLEDライトが別売りです。メーカーはメディアにゼオライトを推奨していますが、ハイドロボールや溶岩砂利などアクアポニックスでよく利用されるメディアを使うこともできます。

予算3万円

アクアスプラウトは45㎝水槽に合わせて作られたメディアベッドタイプのアクアポニックスキットです。レグラスポニックスよりも水槽の容量が大きくなるため、育てられる魚の種類や野菜の量も多くなります。専用のLEDスタンドを利用すれば、様々な植物用のLEDライトを使用することができます。タイマーを利用してポンプをON/OFFするとサイフォンを利用したように水位を上下させることもできます。(ポンプの寿命が短くなる可能性があるため、あまりオススメはできません)

レグラスポニックスと違い栽培槽が取り外ししにくいため、メディアを掃除するためには別の容器等にメディアを取り出して洗浄する必要があります。アクアスプラウトの場合、飼育する魚の量によってはメディアに魚の排泄物が溜まりやすいこともありますので一部だけでも定期的にメディアを洗浄すると良いでしょう。

予算5万円

ブリオは他のアクアポニックスが水槽と栽培槽が上下に配置されているものが多い中、横並びに構成された珍しいタイプのアクアポニックスです。少し高価な家庭用のキットではありますが、植物用のLEDライトやタイマーなど他のキットでは追加購入が必要な資材も初めから付属していますので、決して割高でもありません。ブリオは他と同じメディアベッド方式のアクアポニックスではありますが、様々な工夫が施されています。例えば水槽と栽培槽間に物理フィルターが設けられていたり、栽培槽が簡単に着脱できるようになっています。またベルサイフォンも取り付けられているため野菜の生育や微生物にも良い効果が期待できます。

唯一、気になるところとしては水槽の排水溝の位置。水槽の上部にオーバーフローの配管が取り付けられているため、水槽の底に沈むような魚の排泄物はろ過しにくい構造になっています。これは他のキットでも同じような課題があるため、ブリオに限ったものではないですが、気になる方は掃除用のスポイトを用意しておいたほうがよいでしょう。

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DIYでアクアポニックスを作る場合

小型アクアポニックス

こちらの動画で紹介しているアクアポニックスは15,000円ほどの予算で、次のような材料で構成しています。

  • 水槽:45㎝ガラス水槽 3000円~
  • 水槽台:GEX 3000円~
  • ボード(栽培槽下に設置):塩ビ板 1000円~
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  • ポンプ:エーハイムコンパクトオン1000 3000円~
  • 栽培槽:鈴木製作所 角型タライ フラット 黒 1000円~
  • メディア:ハイドロボール 2000円~(16L分)
  • 配管:塩ビ配管(各種)2000~

中型・ビオトープ型アクアポニックス

こちらの動画で紹介しているアクアポニックスは2~10万円程度の予算で製作が可能です。

ビジネスとしてのアクアポニックス

規模によって100万~1億ほどの初期投資

  • 温室、設備別
  • 温室面積 1,000㎡~
  • 栽培株数 30,000株~
  • 日産株数 1,000株
  • 初期投資 5000万~1億

野菜の販売による収益で経営をしようとした場合、アクアポニックスの規模は1,000㎡~、日産1000株程度の生産量が必要ともいわれます。同様の規模を国内メーカーに発注した場合、初期投資は5000万~1億ほどの初期投資になることが見込まれます。アクアポニックスは水耕栽培の設備だけでなく、魚の養殖設備も併設が必要となるため高額になりやすいです。そのため、メーカーによっては試験栽培が可能な小規模設備の販売もされています。

まちかどアクアポニックス 200万円~

  • 温室一体型
  • 温室面積 10㎡
  • 栽培株数 最大1010株
  • 日産株数 30株程度
  • 初期投資 200万円~

当ブログ運営者が販売している”まちかどアクアポニックス”は10㎡で1000株の野菜が栽培可能な省スペースで効率的に野菜を栽培するモデルです。大規模な商業モデルを導入する前の試験設備としてや地域でシェアするコミニュティーファーム、レストラン専用の農場など、農業としてのアクアポニックスというよりも、他のサービスやシェアする農園、副業としての利用を想定しています。他のビジネスとアクアポニックスを組わせることで新たな価値の創造や運用リスクを低くすることもできるでしょう。

アクアポニックスの導入は慎重に

いかがでしょうか。家庭レベルであれば気軽に始められるものも多いですが、いざ事業にしようとすると初期投資の大きさに驚かれている方もいるかと思います。アクアポニックスは水耕栽培に比べて投資コストが高くなりやすいです。メーカーに頼らず個人でDIYで作ることは十分可能ですが、大規模な設備になればなるほど、一度作ってしまうと再度やり直すことが難しくなります。予算は大きくなりますが大規模設備を導入する場合には信頼できるメーカーに依頼するほうが安全でしょう。

アクアポニックスを始める際には設備の導入を検討する前に計画を立てることが大切です。設置してしまうと移設も簡単ではなく、魚の飼育が始まってしまうため安易にやめることができなくなります。家庭で始める場合には設置場所や育てたい野菜、魚をよく検討することや、事業として行う場合には事業計画を立ててから設備の検討を始めるようにしましょう。

駐車場1台分のスペースから始められる”まちかどアクアポニックス”

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アクアポニックスを自宅で始めたい、兼業農業を始めたい、新規事業として取り組みたい、教育にアクアポニックス取り入れたい、自給自足にー。

まちかどアクアポニックスは駐車場1台分、わずか10㎡の広さで野菜を1000株、魚を200匹飼育できる省スペース高効率栽培が可能なトータルシステムです。温室、水槽、栽培槽、フィルター、環境モニタリングシステムがオールインワンとなっています。

葉物野菜やハーブ、実をつける野菜など育てられる野菜は無数にあり、多品目の栽培も可能です。

詳しくはこちらからご覧ください↓

アクアポニックスデザインLab.
都市型アクアポニックス | アクアポニックスデザインLab.
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